弊社では2009年11月に地中熱ヒートポンプを導入しました。猛暑対策と地中熱利用冷暖房システムを組合わせる事で大きな節電効果(約8,000/月の削減)を上げています。その方法についてご紹介いたします。
弊社の事務所建物
- 構造:軽量鉄骨造1階建て
- 面積:20坪
猛暑対策
- 事務所の屋根1箇所にスプリンクラーを設置
- 軒下9箇所にミストノズル設置
- いづれも井戸水を利用しています
猛暑対策は、建物自体の温度上昇を抑える目的で実施しました。
ミストのかかる部分とかからない部分とでは2~3℃気温差があり、屋根への散水と合わせて、十分な効果が実感できました。
地中熱利用冷暖房システム
- 採熱管:5"ボアホールシングルUチューブ型50m 2箇所
- 地中熱ヒートポンプ:5kw 1台
- ファンコイルユニット:2基
冷房の設定温度は27℃で就業中は連続稼働で運用しました。その結果、電気代は通常のエアコンを利用していた一昨年と比較して約8,000/月の節約となりました。
以上のように、比較的小規模な地中熱利用冷暖房システムでも大きな節電効果が得られる事が実証できました。また、特筆すべき点として通常のエアコンの室外機からのむせるような高温の排熱がなく、地中熱利用がヒートアイランド現象の抑制に結び付く事を強く実感しました。
関東圏では地中熱ヒートポンプシステムの導入件数も少なく、実際に体感できる機会も少ないのが現状です。弊社のシステムは営業日の平日であればいつでも見学可能です。見学のみでも結構ですのでご興味のある方はお気軽にご連絡ください。